SBS学苑パルシェ校 一日講座のご案内
11月25日(土)13:00~14:30 受講料:3300円 管理運営費:110円(入会金不要) 「ジャポニスムふたたび 日本文化が世界を変える」 古代日本における色に対する世界観から日本人の美意識を紐解きます。 #
by akikomoriya
| 2023-11-23 08:15
| ジャポニスムふたたび
こちらはもうひと方のNさまです。 おなじみの富士山! 龍を雲として描きこんでおられます。 なかなか難しい表現ですが見事に決まっておりますね! 手前の樹木と奥のお日様がまたよいです! 皆さまのお作品から、私も色々学ばせていただいております ありがとうございます。 Iさま この夏は色々とお大変でしたが 絵を描くことを励みに頑張ってお教室に通ってくださっています。 日本が教室が息抜きの場になれば嬉しいです。 花火大会の様子 光に煙る感じがよく出ています。 書道で培った筆勢が生かされていますね。 胡粉で先に光を描いておき その上に色を乗せることで 花火のまぶしさを表すことができています。 こちらまたべつのIさま ぐいぐい描いて下さり作品に勢いがあります。 お月さまの光を浴びて なでしこ、女郎花、すすきが揺れています。 蔓植物も最後に入れて 輪郭を際立たせたことで 作品がぐんと生きてきました! 今年のお月見も綺麗なお月さまが見れました。 日々移り変わる季節を絵を通して振り返ることができますね。 最後はHさま いつも思いがけない構図やテーマに取り組んでくださり 私の方が驚かされます。 以前スケッチされた踊り子の様子。 ぐにゃっと二つ折りになったしなやかな体が 見事に表現できています。 手先まで柔らかな曲線で描かれています。 白い肌と白いスカートのひだも綺麗です。 Hさまの発想には本当に驚かされます。 皆さまの閃きにいつもながら驚かされます。 私ももっと精進しなければ… これからどんどん寒くなります。 膠が固まりやすい時期になり 制作も思うように進まないかもしれませんが 気長に地道に生きましょう°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖° では次回お教室でお会いできるのを楽しみにしております! #
by akikomoriya
| 2023-11-17 01:50
| SBS学苑 日本画教室
人類は文明発祥時より、自然を食い潰しながら発展してきたという経緯がある。実際、世界の四大文明発祥地はすべて砂漠と化した。異常気象も海洋汚染も、その延長線上にあるわけで、スタート地点からの大きなボタンの掛け違いを、今更どう修復すべきなのか…。 …と、理屈でいえば何とも大仰だが、筆者の好きな金子みすゞの詩の中には、人間と自然が調和的に関わるための最重要ポイントが、しっかりと示されている。 『夕顔』蝉もなかない くれがたに、ひとつ、ひとつ、ただひとつ、/キリリ、キリリと ねぢをとく、/ みどりのつぼみ ただひとつ。/ おお、神さまはいま このなかに。 『不思議』(略)わたしは不思議でたまらない たれもいじらぬ夕顔が 一人でパラリとひらくのが/わたしは不思議でたまらない たれに聞いてもわらってて あたりまえということが 金子みすゞが「おお!」と感動しているのは、人間の力を借りずとも、おのずからパラリと開く、夏の夕暮れのささやかなドラマである。芳香放つ開花のエネルギーとは、一体どこからくるのだろう。地球の科学がいまだ捉えることのできない不思議な力がそこにある。 その不思議は、空の雲の中に、雨粒の中に、小さな虫の中に、この世界のあらゆるところにあり、金子みすゞは、それを発見しては、「おお!」と感動している。耳を澄まし目を凝らし、繊細かつ高次元の感受性をもって、その不可思議の存在を確かめているのだ。 長い間、人間のための「資源」だと思われていた自然界のあらゆる事象の中に、科学の範疇を超える不可思議な力と意思が厳然と存在している。その認識が広く共有されていく時、その時はじめて、長い間掛け違えたままだったボタンが、ひとつ、ひとつと修正され、やがて大きな潮流となっていくに違いないと、筆者は考えている。
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by akikomoriya
| 2023-08-15 10:29
| ジャポニスムふたたび
平家ファンの私としては
ジャポニスムふたたび94話 平清盛 誠を尽くした美
古今東西、芸術作品とは、それを作り出した人物なり社会なりの精神を、如実に映し出す鏡のようなものである。そしてその作品はけっして嘘はつかないものである。 たとえば、平清盛といえばワンマンな独裁者のイメージがある。しかし、清盛が創建した厳島神社を見ると、彼が何に重きを置き、何を優先する人物であったかが見えてくる。 厳島神社は、島ではなく海上に建てられている。なぜわざわざ海の上かといえば、それは、島全体が神域であるため、禁足地とされ、神なる島を拝むには船上から遥拝するのが常であった。 清盛もそれに従い、神なる島を汚すことなく海に社殿を築くのだが、そのためには当然のことながら、台風や高波の際にも、社殿が流されないように設計しなくてはならない。 その秘訣は、はじめから海の力に逆らわず、海が荒れる日には、荒れるままに、社殿の柱も床も海に浮かぶように設計したことにある。 自然を神とし、神なる自然に逆らうことなく、自然と折り合いをつけながら、人間世界の美を創造する。これが清盛の美学であり挑戦であった。 設計段階においては、職人や地元民らとの腹を割った綿密な打ち合わせが、また完成後は永久に続くメンテナンスが必要となる。厳島神社は、地元民と清盛が一丸となって未来に夢を託した「チーム清盛」の賜物であった。 平安時代の創建時以来、ご神体を祀る「玉殿」は、一度たりとも水没したことがないというからには、「チーム清盛」のプロジェクトは、850年の歳月を超え、成功し続けていると言わざるを得ない。 厳島神社の水面には、神なる自然と人智のはざまで、妥協することなく美を求める、平清盛という人物の面影が映っている。 権力は夢のように散り果てても、誠を尽くした美は、時を超え、見る人の心を喜ばせるものである。
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by akikomoriya
| 2023-07-11 08:59
| ジャポニスムふたたび
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by akikomoriya
| 2023-06-21 11:15
| SBS学苑 日本画教室
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