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風日祈の歌

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風日祈の歌 部分

 タイトルの「風日祈」という言葉は、伊勢神宮にある「風日祈宮」(かざひのみのみや)から拝借いたしました。伊勢神宮内にはいくつかのお宮がありますが、鳥居をくぐって参道を進み、「風日祈橋」を渡った五十鈴川のほとりに、この「風日祈宮」はあります。私はこのお宮が大好きなんです。

 「日祈…ひのみ」とは本来「日々の祈り」の意味で、暴風雨や旱天の難の無きよう、また国土によき風とよき雨がもたらせられるよう、日々お祈りするお宮なのです。加えて元寇の襲来に際しては、神風を吹かし国難を払った御神業が讃えられております。

 よく「追い風が吹く」とか「風に乗る」という表現がありますが物事の成就に関わるのは、本人の能力や努力以上に、「逆風にむかっている」のか「追い風に乗っている」のか、の違いが大きいと思います。たぶん「運のいい人」というのはこの「風に乗る」ことが上手い人をいうのでしょう。

 私は絵を描くときはいつも、自分なりに心を静め、そのときの自分に一番ぴったりの、明るく清々しい言葉を唱えながら絵を描いています。何があってもなくても、そうやって日々淡々と祈り続ける祈りは、どこかの宇宙のポケットにちゃんと蓄積されていて、ここぞという困難の折…自制心も効かなくなるほど辛く悲しいとき時に、まさに神風のように現れて、それらの邪念を吹き払ってくれるのです。どんな困難の時も、心に邪念が無ければ、物事は必ずよい方向に向かいます。そして台風の過ぎ去った後の晴天のような晴れやかな心持ちが、必ず戻ってくるのです。

 宇宙には風が吹いている、といつも思います。日々その風に乗ることで、人はよきこと、幸せ、喜び…等をこの世に顕現してゆくことができるのだと思います。

by akikomoriya | 2011-09-14 10:42 | 日本画
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