![]() ![]() 木枯の森 F20 書 小林椿園 「羽鳥の森」にはもう一点、書家の小林椿園先生との合作「木枯の森」を納品させていただきました。藁科川の中州にある、静岡県の指定名勝「木枯しの森」です。清少納言の枕草子にも登場し、古来より歌枕として多くの歌が残されています。このあたりの風景は、市の中心部より車でたった15分程とは思えぬほど、のどかで美しい風情が残っています。「銀の匙」の筆者である「中勘助」が、羽鳥をこよなく愛し、長く滞在されたことは有名です。 小林先生に書いていただいた和歌は、新後選和歌集・読み人知らず「「人知れずおもい駿河の国にこそ身を木枯の森はありけれ」です。 先生の華麗で力強い作風は、見るものを飽きさせない魅力があります。先生ご自身の生き方も、お作品も、女性でありながらとってもカッコイイのです。今回は、森のまあるい形に合わせて、丸みのある配置で書いてくださいました。また、絶妙な滲みで切ない恋の歌を表現してくださっています。 書画は古来よりいつもともにあるものでしたが、現代はなかなか一緒に楽しめる機会が少なくなりました。これからも、こうした古くて新しい表現を、模索してゆきたいと思っています。
by akikomoriya
| 2011-09-19 09:23
| 日本画
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