日本の芸術に対して西洋人が驚いたのは「デフォルメ」だけではありませんでした。それはなんといっても色彩の豊かさ明るさ鮮やかさ!
15世紀のルネッサンス期に完成した描法はその後500年間守られ続け、写真のようにリアルで立体的な作風が絵画の第一条件でした。大切なことは「光と影」による立体感。色彩はさほど重視されていませんでした。ダ・ヴィンチの作品を見れば一目瞭然です。 ![]() それが…日本の浮世絵や屏風ときたら… ![]() ![]() 明るいですね~しかも鮮やか!立体感は付けないから「影がない」ということも明るさの理由の一つではありますが、それにつけても日本人は色彩そのものを楽しむ民族なのですね。古来より四季折々に「着物のあわせ」などにもこだわってきたように、日本人は「色あわせ」が大好きなのです。 日本人の色彩感覚の豊かさは奈良時代より定評があり、江戸期においては「四十八茶百鼠」という言葉にもたとえられるように、江戸の染色職人は48種類の茶色と100種のグレートーンを染め分けたと言うほど、色彩感覚が繊細かつ豊かでありました。 さて、ジャポニスムの洗礼を受けた19世紀の絵画は、こ~んな風に変化します~♪ ![]() モネの「積み藁」です。明るく、鮮やかになりました! おまけにゴッホの「ひまわり」 ![]() 明るいですね~輝いてますね~ゴッホは本当に日本人になりたかったのですね♪
by akikomoriya
| 2011-12-20 23:40
| おしゃべり
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