人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ジャポニスム、ふたたび。 ③

 日本の芸術に対して西洋人が驚いたのは「デフォルメ」だけではありませんでした。それはなんといっても色彩の豊かさ明るさ鮮やかさ!
 15世紀のルネッサンス期に完成した描法はその後500年間守られ続け、写真のようにリアルで立体的な作風が絵画の第一条件でした。大切なことは「光と影」による立体感。色彩はさほど重視されていませんでした。ダ・ヴィンチの作品を見れば一目瞭然です。
ジャポニスム、ふたたび。 ③_e0240147_23255950.jpg

 それが…日本の浮世絵や屏風ときたら…
ジャポニスム、ふたたび。 ③_e0240147_2330021.jpg

ジャポニスム、ふたたび。 ③_e0240147_23304132.jpg

明るいですね~しかも鮮やか!立体感は付けないから「影がない」ということも明るさの理由の一つではありますが、それにつけても日本人は色彩そのものを楽しむ民族なのですね。古来より四季折々に「着物のあわせ」などにもこだわってきたように、日本人は「色あわせ」が大好きなのです。

 日本人の色彩感覚の豊かさは奈良時代より定評があり、江戸期においては「四十八茶百鼠」という言葉にもたとえられるように、江戸の染色職人は48種類の茶色と100種のグレートーンを染め分けたと言うほど、色彩感覚が繊細かつ豊かでありました。

 さて、ジャポニスムの洗礼を受けた19世紀の絵画は、こ~んな風に変化します~♪
ジャポニスム、ふたたび。 ③_e0240147_23311370.jpg
 
 モネの「積み藁」です。明るく、鮮やかになりました!

 おまけにゴッホの「ひまわり」
ジャポニスム、ふたたび。 ③_e0240147_23383980.jpg

 明るいですね~輝いてますね~ゴッホは本当に日本人になりたかったのですね♪

by akikomoriya | 2011-12-20 23:40 | おしゃべり
<< 兎の話 ジャポニスム、ふたたび。 ① >>