![]() 制作中のヤマハの絵本、表紙はなんとか決まりそうでほっとしました♪ 今全体の手直しをしていますが、ピアノの絵本だけあって、後ろを向いてピアノを弾いている姿が多く、ちょっと地味かな~と思ってはいるのですが、まあ仕方ないです…。 前回のブログで「後ろ姿から想像してもらえると…」と書きましたが、そういえばシュタイナー教育のお人形って、顔の無いお人形でした。 ドイツが近代化し社会が合理化してゆく中で、人間の本質を見失わないようにと生まれたのが「シュタイナー教育」なのですが、そのシュタイナーの理念にそって作られているおもちゃがあるのです。静岡では「百町森」という素敵な素敵なおもちゃ屋さんが鷹匠にありますが、一歩足を踏み入れると、そこは夢の世界♪♪♪ 子供時代って確かにこんな雰囲気の中に生きていたな~と懐かしく思います。我が家の子供達はもう大きくなってしまいましたが、疲れたときなどふっと自分のためだけに、このお店に立ち寄ることがあります。おもちゃも絵本も素敵なものがい~っぱい♪♪ そこで扱っているお人形は、顔のないものや、顔があっても表情が単純なものばかり。つまり、手に取り遊ぶ子供が自由に想像できるようになっているのですね。ひとつのお人形は子供の腕の中で、老婆にもなり赤ちゃんにもなるのです。 以前つとめていた高校で、何をやっても感覚のよい男子生徒がいて、技術が高いとかうまいとか言うのではなく、その子の視点の広く深いことに毎度驚かされていました。あとで知ったのですがその子のお母様がシュタイナーの勉強に熱心だったと言うことです。もう一人同じように感覚の豊かな女生徒がいて、その子もふとしたことで、子供時代に顔のないお人形で遊んでいた、という事を知りました。本当に驚きました。 この絵本も、地味ではありますが、読み手の想像力を無限に引き出す、しなやかな絵本であるといいな♪と願っています。 ![]()
by akikomoriya
| 2012-01-22 09:48
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