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西行と桜 無事に終了いたしました

たくさんの方にご来場いただきました「西行と桜」~書画の楽しみ屏風展~本日をもって無事に終了いたしました。会場でお会いできなかった方々にも心からお礼申し上げます。

今回は実験的な第一回展でしたので、次回は1年掛けて作戦を練り、今年よりもさらにパワーアップした展示を行いたいと思います。次回は椿をテーマに、二月の椿の見頃に合わせて準備するつもりです。これからもどうぞこの展示会の行く末をお見守り下さい!
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ところで、今回の展示の収穫のひとつとして、西行の 「あくがるる 心はさても 山桜 散りなむのちは 身に帰るべき」という歌に出会えたことです。すっかりお気に入りになりました。

今は桜に心奪われている自分だけれど、桜が散った後は、ちゃんとこの身にに戻ってきておくれ…という意味だと思います。まさに「心ここにあらず」の状態の西行です。

西行自身は「桜は己の執着である」としていたようですが、先日もブログで書いたように、「我を忘れ、時を忘れ対象に見入る」あるいは「対象の美しさを余すことなく堪能する」という行為は真実自我を捨てた透明な心でなくてはできないこと。どの宗教も目指すところの「自我の滅却」であると思います。
逆に言えば、心に邪念や雑念があると、自然の美しさをちゃんと受け止めることはできないのですね。
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見て見て見入って、時を忘れるほどに、我を忘れるほどに、花の美しさと一体化する…
素敵なことです。

by akikomoriya | 2012-04-08 23:26 | おしゃべり
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