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夏越しの大祓

一年の上半期の最終日である6月30日は、毎年欠かさず浅間神社の「夏越しの大祓」に出掛けるようにしています。

「輪くぐりさん」とか「茅の輪くぐり」といわれているのがこれ!茅で作られた5mの大茅の輪!
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8の字を描くようにしながらこの輪を3回くぐります。その間「祓いたまえ浄めたまえ」と唱えながらくぐります。

この夏越しの大祓とは…一年の半分のうちに「知らず知らずのうちに」犯してしまったであろう、罪や過ち、心身の汚れを祓い清めるためのもので、スサノオノ命に由来するふる~い神事です。

これにより、心身共に清々しく、病気をせずに、元気に夏を越えられるように…というわけです。

神楽殿では巫女さんが鈴の清めをしてくれます。
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可愛らしい提灯が300円。明かりを灯して歩くとなんとも幸せな気分に…
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備え付けの茅で「ミニ茅の輪」を作ってお持ち帰りもできる♪
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この夏越しの大祓の素晴らしいところは、明らかに罪汚れを抱えたものがそれを浄めに来るのではなく、何事もない人々が「知らず知らずのうちに犯してしまったであろう罪汚れ」を清めに来るところです。

家の掃除をするときは、汚れてから掃除するより、目には見えなくても汚れがたまっていると仮定し、定期的に早め早めに掃除するのがよいと日頃思うのですが(まあなかなかそうも行かないのですが)、この夏越しの大祓の発想も、掃除好き、きれい好きの日本人らしい行為だなと思います。

まめできれい好き、のお国柄が、物質だけではなく、心の領域まで及んでいる日本の文化の素晴らしさを思います。

また、人間の罪汚れを清めてくださるのは、なんと、他愛もないただの草なのです。「茅(チガヤ)」は生命力が強いことから、その生命力によって清めていてだき、また力を与えていただけるように…と言うわけです。

風による「祓い」と水による「清め」、をいただき、植物により「力」を与えられる…慎ましく、清々しく、調和的な生き方であると、いつも思います。

残りの下半期も、無事に過ごすことができますように。また皆さんにもますますよい日々が訪れますように!

by akikomoriya | 2012-07-02 09:04 | おしゃべり
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