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遙かなるシルクロード ③

静岡県磐田市というと今ではジュビロが有名なんですが、他にも見所はたくさんあって、とくに私が住んでいた磐田市見付は東海道の宿場町であり、中世は自治都市としても名高く、男女の恋を描いた「舞車」の伝説や、「しっぺい太郎」「早太郎」伝説など、興味深い話がたくさん残っています。

見付天神はもとは「矢奈比売神社」といって創立年代不詳のふる~い神社ですが、後に菅原道真公を合祀するようになり、県内の学問の神様としても有名です。

その見付天神のお祭りは大変変わっていて、かなり原始的…。男性が腰蓑をつけて練り歩くのです。ものすごい熱気で、宿場通りの2階から、ホースで水を掛けたりお酒を掛けたりすることもあり、危険かつスリリングなお祭りでした。

前置きが長くなってしまいましたが、小学校一年生のこと、図工の授業で「見付天神の裸祭り」の絵を描きました。裸の男の人の肌を自分なりにこだわって作ったのを今でも覚えています。他のみんなは「はだいろ」のチューブから出して塗っていたのですが、それだと豚っぽいピンク、と言うか、白人の女の子のほっぺのような色なのです。幼いながらも「おじさんの肌はこんな色じゃないな~」と思い、それで「黄土色」のチューブと「白」を混ぜて、日本人的な肌の色を作ったのです。

そのこだわりの作品は、その後自分の手元に帰ってくることはありませんでした。

というのは、小学校にバングラディシュからのお客様が見え、私の作品を気に入って持って行かれたのです。
そして、そのかわりに、お土産の「しおり」をいただきました。
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日本的な青といえば群青とか藍になるのですが、この青は「ターコイズブルー」。
私にはとても不思議な異国の青に見えました。そして金色の模様がまた不思議…しかも皮でできている!

今思うと、シルクロードのオアシスの都市に点在するモスクはこんな色でした。

見付天神の絵が異国の青いしおりに変わってしまい…今でこそ親日のバングラディシュはインドの隣と分かるのですが、当時の私には「バングラディシュってどこよ~」ってかんじで、絵が帰ってこないことの方が大問題だったのですが…このしおりは、まだ見ぬ遠い異国の地に想いを馳せるようになった、大切な思い出の品なのです。

by akikomoriya | 2012-07-03 13:27 | おしゃべり
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