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万葉集 遠江・駿河・伊豆

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静岡県下には60首ほどの万葉歌があります。
はっきり静岡のもの、と確定できないものも含めてですので、実際はもう少し少ないかもしれませんが、それでも結構多いですよね♪

万葉集と聞くと、どうしても額田王や人麻呂、家持など中央の人々を連想してしまいますが、万葉集の凄いところは、地方の名もない農民や、防人の歌も、天皇や貴族と同等に編まれていることです。1300年前にそんな自由で平等な精神を持った国家はありません。個人の表現、感じ方、芸術において、人は平等であるというのが日本人の流儀です。

というわけで、地元静岡の歌を尋ねあるいております。飛鳥・奈良の万葉ゆかりの地もだ~い好きですが、ここ静岡でもしっかり「いにしえの風」を感じることはできます♪♪


   後れ居て 恋ひつつあらずは 田子の浦の
   
             海人ならましものを 玉藻刈る刈る

                          巻12 3205 


あなたの帰りを待って苦しい恋心を抱えているよりは、いっそ田子の浦の海人になって、何もかも忘れて玉藻を刈っていたほうがまし…

当時は海人は気楽な人の象徴のように思われていたようです。他の地方にも「玉藻刈る刈る」の歌はあるので、原型になるものが、各地の海辺に流布していたのでしょうね。

あお~い海にざぶ~んと飛び込む海人♪

男のことなんて忘れて、ざぶ~んといこう!ざぶ~んと!


by akikomoriya | 2012-08-01 18:54 | おしゃべり
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