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花の散る ②

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昨日は紀友則の
「ひさかたの ひかりのどけし 春の日に
しづこころなく 花の散るらむ」

を少しだけ話題にしましたが
この「しづこころ」というのは
まあ普通一般的には
「のどかな春の日に 静かな心もなく慌ただしく花が散るものよ」
なのですが
全く違った解釈を聞いたことがあります。

しづを「静」ではなく「賤」と解釈し
「賤しい心もなく花が散るものだよ」とします。

なるほど~これもまた素敵♪

花は人間と違って
無心に咲き
無心に散る。
自分で自分を美しいと思う
おごる心がないからこそ美しく
人に見せよう認められようという作為がないからこそ
また散る姿も美しいのでしょう♪

日本人にとって最も醜いもの、賤しいものとは
「作為」であります。
時として「自我」ともいいます。
人に認められようとする虚栄心です。
それを「賤心」とし

散りゆく花にはそういった作為が無く
ただ無心に散ってゆく
その賤心のない姿を
「しづ心なく花の散るらむ」とする…

なかなか素晴らしい解釈…

私の尊敬する語り部の
佐々倉祐子先生のご講義で伺ったお話でした。

マリアちゃんはこの桜ふぶき
どう思うの?
どうよ?
あかんべじゃなくて!
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by akikomoriya | 2013-03-29 18:45 | おしゃべり
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