![]() 昨日は紀友則の 「ひさかたの ひかりのどけし 春の日に しづこころなく 花の散るらむ」 を少しだけ話題にしましたが この「しづこころ」というのは まあ普通一般的には 「のどかな春の日に 静かな心もなく慌ただしく花が散るものよ」 なのですが 全く違った解釈を聞いたことがあります。 しづを「静」ではなく「賤」と解釈し 「賤しい心もなく花が散るものだよ」とします。 なるほど~これもまた素敵♪ 花は人間と違って 無心に咲き 無心に散る。 自分で自分を美しいと思う おごる心がないからこそ美しく 人に見せよう認められようという作為がないからこそ また散る姿も美しいのでしょう♪ 日本人にとって最も醜いもの、賤しいものとは 「作為」であります。 時として「自我」ともいいます。 人に認められようとする虚栄心です。 それを「賤心」とし 散りゆく花にはそういった作為が無く ただ無心に散ってゆく その賤心のない姿を 「しづ心なく花の散るらむ」とする… なかなか素晴らしい解釈… 私の尊敬する語り部の 佐々倉祐子先生のご講義で伺ったお話でした。 マリアちゃんはこの桜ふぶき どう思うの? どうよ? あかんべじゃなくて! ![]()
by akikomoriya
| 2013-03-29 18:45
| おしゃべり
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