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戦後70年に 

数日前の月
マイカメラは赤色が強く出ることもあって
なんか燃えるような月になってしまった(^^;)
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早くも8月で
今年は戦後70年と言うこともあり
また例の安保騒動で
平和のことを考える機会が以前にも増して増えました。

ところで絵描きは変人とか絵描きの考えてることはよく分かんないとか
色々なことを言われますが
実際自分も含めて変わっている人は多いと思います。

筑波大学芸術専門学群で学んでいた頃
おもしろいことがありました。
日本画だけでなく洋画、版画、芸術学、デザイン分野にもたくさんお友達がいましたが
自分の前世の死に際を夢で追体験していて覚えている
と言う人が何人かいたのです。

それは子供のころから夢で見るそうなのですが
別に戦争映画やテレビなどの影響ではなく
本当に小さい頃から繰り返し繰り返し見ていたというのです。

例えば
あるよく晴れた夏の朝
みんなでどこかに向かって歩いていたら
警報が鳴ったので近くの塀に隠れると
一瞬
もの凄い閃光と突風で
ふと気が付くと周りのみんなは倒れていた
おびただしい死体を踏みながら
水を求めて歩くところでいつも夢は覚めるんだそうです。
その子は日本画専攻でしたが何故か水たまりの絵ばっかり描いていました。

また別の子は
特効で突っ込む瞬間を繰り返し見るとのこと。
うわ~って感じで
怖いなんてもんじゃないよという。
その人はうらさびた工場や飛行船のような鉄の塊ばっかり描いていて
何で日本画でこんなもの描くんだろうといつも思っていました。

またある子は
夢に出てくる舞台は、東南アジアか沖縄かその当たりの風景で
後から爆弾が追ってきて
みんなで必死に逃げるんだけど
最後の一撃で吹っ飛んでしまう死の瞬間まで繰り返し夢に見るという子
その子は
色の付いた絵は描けなくて
版画専攻に移って黒と白で枯れ木や骸骨ばっかりを制作していた。

思い出せばまだまだいます・・・

絵を描くことによる効能というのは様々ありますが
そのひとつに
魂を癒すという作用は絶大です。
癒しの効果については自分自身も日々体験するけれど
高校生の作品を見ていても
描くことで、吐き出し癒し
描き尽くすことで次の自分を見つけてゆく
ということはよくあることです。
絵とは本当に不思議なもので
描き手の思いや心情はもとより、魂までも映し出す忠実な鏡です。


ただその話を聞いたとき
今の若い子は戦後生まれで戦争の悲惨さを知らないから、とよく言われますが
今の若いこの中にこそ
戦争の本当の悲惨さを体験している魂を持った子が多いんじゃないかと。

戦争に反対する若者の中には
本当に心の底から、魂の底から
「もう懲り懲り!」と叫んでいる人たちもいるのではないかと
最近のニュースを見ながら思うのです。
彼らの声に耳を向けることは
高齢になった戦争体験者の話を聞くのと同じように
必要なことだと私は思います。


by akikomoriya | 2015-08-03 21:08 | 平和な世界を求めて
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