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パルミラの遺跡

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以前もお伝えしたシリアのパルミラ遺跡(ユネスコ世界遺産)が
ISによって爆破され
その画像が公開された。

数日前は
そのパルミラ博物館 元館長で50年以上パルミラに人生を捧げてきたという
82歳の著名な考古学者が
拘束、拷問の末斬首され
遺体が吊されるという言葉にもならない出来事があった。


もし日本国内が戦場になり
何もかもが破壊され
国民の多くが国外に逃れ
ついには富士山までが爆破されまっぷたつに崩れ落ちたら・・・
その時日本人は日本人でいられるんだろうか?

この夏
元海外青年協力隊の人々が中心になって活動している
「サダーカ」というシリア支援団体のシンポジウムに行った。

数年前まで確かにあったはずの美しいシリアの情景と現在の姿
希望を失う人々と、それでも希望を持ち続ける人
一番心に残った言葉は
ちいさなデモから始まった紛争が
今や他国の介入によって
たとえシリア人がこの戦争をやめたいと思ってもやめられない状況にある、という言葉。

じゃあ一体誰がこの闘いを終わらせるんだろう?
武器やお金をつぎ込んでいる国の中で
真剣にこの紛争解決について考えている国がどれだけあるのだろうか?
儲けるだけ儲けて
適当なところで停戦の仲介をするんだろうか?

大義名分の元に一国の国内紛争に手を貸すことが
いかに罪深いことかを思い知る。

遺跡という物はただの建造物ではない。
100年1000年維持されてきた理由がある。
作った人間の熱い思いや祈り
そこに集う人々の思い
使われなくなっても守り続けてきた人々の思いが
ひとつのパワーとしてタイムカプセルみたいになっている。
だから見る人の心を打つ。
だからこそ
それを破壊することは大きな衝撃となって人の心を打ちのめす。


こういうとき人は「祈ることしかできない」と言うけれど
このニュースを見た何百万何千万の人々が
一瞬立ち止まって祈りを捧げるならば
何かが動き出すように思う。

今年はユネスコ発足70周年でもあり
日本平では9月12日に基調講演としてユネスコの心について県知事の講演がある。
日本から何ができるか、そんな話が聞けたらいいなと思う。
「戦争は人の心の中で生まれるものだから
一人ひとりの心の中に平和の砦を作らなければならない」というのが
ユネスコ憲章ではあるけれど
戦争を終わらせるためには、やっぱり一人ひとりの心なのだと言うことを
もっと深く認識してゆきたいと思うのでした。

あまりの悲惨な状況に
怒りや憎しみの思いが溢れてしまうけれど
最大限心を静め
星々が地上を照らすように
朝日が草葉の隅々まで輝かすように
そしてどんな黒雲の上にも澄み渡る青い空が広がることを思いながら・・・


シリアが平和でありますように
シリアが平和でありますように
シリア全土にそしてシリアを破壊するISの人々にも
本当の愛と勇気と叡智が降りそそぐように!

by akikomoriya | 2015-08-28 08:45 | 平和な世界を求めて
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