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聖母マリアの哀しみ

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先日ご紹介したフラ・アンジェリコの受胎告知。
全体ではこんな感じになります♪
天使ガブリエルのピンクの衣装が素敵です。
羽もカラフルでかわいい(^^)/

聖母マリアというと美しく清らかで
神から選ばれし者の栄光と誉れの象徴のようなイメージがありますが
この天使のお告げを受けて以来、彼女の人生は一転し
女性の一生として考えれば決して幸福ではなかった波瀾万丈の日々がはじまります。

ユダヤの王が生まれるという予言は
キリスト誕生の数百年も前から複数の予言者によって為されていたために
当時のユダヤの統治者であったへロデ王は
王座を奪われることを恐れ
ベツレヘムに生まれた2歳以下の男の子を皆殺しにしてしまいます。
その虐殺を逃れ臨月のお腹を抱えて、天使のお告げに従いあちらこちらと彷徨ううちに陣痛を迎え
なんと馬小屋で家畜同然に出産をすることに!
しかも
生まれたイエスはマリアの心配をよそにユダヤ教の教えに逆らってばかりで
ついには拷問の末、手足を釘で打ち付けられ十字架で処刑に・・・
息絶えるまで、十字架に貼り付けになった我が息子の口に塩水を含ませ介抱したのも母マリア。
終に無くなった時、その死体を十字架から引き受けたのも母マリアでした。

マリアの悲惨な人生もまた予言通りでありましたが
キリストの母として自覚を持って生きるようになったのは
息子が死者の中から蘇るという奇跡を目の当たりにし
他の弟子達と共に伝道師としての精霊を授かった後になります。

その後のマリアの人生はほとんど記載はありませんが
おそらくは他の弟子達と共に
迫害の中強く生き抜いたことでしょう。

祝福されない出産に
その息子の素行で年中肝を冷やし
ついには辱めを受けて親より先に亡くなった我が息子・・・
母親としてこれ以上の苦しみは無いとも思える困難があったからこそ
マリアは神と人との仲介者として
現在も多くの人々に慕われ愛されているのだと思います。

ではでは明日も一日
美しい地球は一人ひとりの手のひらの中に・・・

by akikomoriya | 2015-12-22 00:13 | 平和な世界を求めて
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