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古代日本のヒメ・ヒコ制

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今朝は少し涼しくて静岡はお雲りさんです♪

昨晩は、二つのお星様達は出会えたんでしょうかね!
日頃口に出せない自分の密やかなお願いも書きながら
「今一番のお願いは、風が吹いてこの短冊が団地中に舞い散らないこと!」と娘と笑いました。
これは人には読まれたくないよね~!一枚一枚とれないようにしっかり結い付ける!

ところで
奈良時代前半までの日本は「ヒメ・ヒコ制」と言われるような
「巫女と王」が二人一組で「まつりごと」をする国でした。
「まつりごと」にはふたつあり
巫女がご神託を受ける神さまごとの「祭」と
王がその後神託に従って人や物を動かす「政」
そのふたつがちゃんと二足歩行できていることが大切な事でした。
ヒメヒコは大抵兄と妹、あるいは姉と弟で
天皇家に生まれた子どもたちは特殊な教育を受けていたようです。
特にヒメの方は
何と言ってもご神託を受ける霊感を身につけるわけですから
俗世とは交わらず
純粋な感受性を守り続けなくてはいけません。

歴代の女性天皇やヒメに霊感の強い人が出るのはそういった理由かと思われます。

それが律令時代になってヒメの霊感に代わって
法律のもとに「政」が行われるようになり
現代は王に代わって民衆がそれらを決めるようになりました。

日本の社会の特徴として「宗教と政治のことは口に出さない」の暗黙の了解がありますが
本当は、ヒメヒコから譲り受けた国作りの特権を
一人ひとりが手にすることが可能になっているわけですから
この二つに関しては
大いに語り、悩み、話し合って決めてゆくべきだと私は思っています。

一人ひとりが生まれたとき備え持っていた神聖さを維持し、宇宙からのご神託を受ける器であること
そして、一人ひとりが具体的にどう動きながら日々の生活を営んでいくべきか

一般市民がその決定権を手にすることが出来た現代は
古代日本の頃よりも本当はとても神聖で幸福な時代であるはずなんですけどね。

というわけで
会社や上司の指示ではなく
派閥間のメンツでもなく
ひとりひとり、自分の心に問いながら・・・「選挙に行きましょう~!」

ではでは
今日も一日心も体も健やかに!

by akikomoriya | 2016-07-08 08:45 | 平和な世界を求めて
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