なんとなんと2月から「みなさまのお作品」更新しておりませんで 大変お待たせいたしました。 6がつ7月と新しいお作品がそろいまして ご紹介させていただきますm(__)m ![]() いつも精力的に制作されていらっしゃるNさま♬ 背景のシダは 本物のシダに胡粉を付けて型押ししたもの。 少し濃い目の胡粉でやりますと 凹凸ができてよい具合に絵の具がひっかかります♬ 水色や黄緑がお好きなNさま すがすがしい色味がお得意です。 見ていて癒される色調と 初夏らしい組み合わせです。ホタルブクロのほんわかした質感が とてもよく出ております! お見事です! ![]() 水玉がリアルです。 胡粉を使って水玉の透明感を出すことができます。 ちょっとしたコツがわかれば 水玉もそんなに難しいものではありません♬ 雨を線で描写するのは実は日本人ならではの技法で これを始めてみた西洋人はたいそう驚いたそうです。 ![]() 広重の「庄内 白雨」でございます。 雨を線で描きますと 雨の降っている様子がよりリアルに伝わってきます。 Nさまの雨は広重のように激しく降る雨ではなく あまり風のない しとしとした長雨を思わせます。 優しく仕上がりました♬ ![]() Sさま 以前描いていた作品をリニューアル! ウサギさんを少し大きくして質感にも火打割りました。 日本画で細い線を描くときは 「面相筆」を使いますが 毛を描くときは特に「毛描き面相」という 先端がさらに細くなった筆を使います。 恐ろしく細い線が引けます(^O^)/ ウサギ全体に先に影になるグレートーン引いておいて その上に毛描き面相で毛を一本一本描いていきます。 綿毛も優しく描けました。 そしてなんといっても瞳の美しいこと! 生きているようです・・・ Sさまは時々本当に生きているような ドキッとするお作を描かれます。 お見事! ![]() 大変なチャレンジャーでいらっしゃるNさま 今回はちょと印象派風に背景を点描にしてみました。 日本の色彩の影響を受けて パリの印象派の画家たちが虹色の絵を描き その虹色の絵を パリに留学した明治の画学生たちが習って帰国しまして 黒田清輝などまたまた美しい色彩の作品を作り出しました。 というわけで 印象派風の色調は日本人には相性がいいというか 好まれやすいのでありますね。 ピンクの中に 白やオレンジが混ざって 遠目に見ると 揺らいでいるような空気感が出ております。 影のグレーもお品よく決まりました♬ 素晴らしいです! ![]() 最後はGさま 実は80歳を超えたいじいちゃまであります。 しかしながら お作品からは 落としを感じさせない力強さがみなぎっております!!! シルクロードを旅された際の 想いでのお写真から再構成しまして一枚の絵になりました。 さらっとした乾燥した砂感は 13番の絵の具で達者にまとめてあります。 空の描写も素晴らしいですね~!!! 描きすぎず、不足なく、シルクロードの青さが表現できております。 さらにさらに 羊たちの描写・・・ は~とため息が出ます・・・ 強いコントラストと日差しの強さをしっかり表現しつつも 影を青でまとめていることでこの絵を柔らかく見せています。 向こうからこちらへ ず~っと続く羊の群れと 黙々と歩く羊飼いのお爺さん? の雰囲気がしっかり出ています。 やはり実際行き、ご自分の目で見て感動した風景は 絵にしても素晴らしいですね~(^O^)/ いつもいろいろと勉強させていただいております。 ではでは暑い夏がやってまいります みなさま、どうぞご無理なく制作していきましょう! 次回お教室楽しみにしております(^^♪ ![]()
by akikomoriya
| 2017-07-19 17:44
| SBS学苑 日本画教室
|
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
森谷明子HP
最新のコメント
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||