江戸時代のものと思っていたこのお地蔵様
顔だけは平安時代のものだったそうです。
つまり
何度も何度も修復をさね
顔だけは元のものを残していたのですね。
古いものは捨て新しいものに買い替えるのが常になった現代において
仏像修復はどのような意味を持つか
仏師の方は
それにかかわる人々もともに再生する
とお話しくださいました。
仏像がただの美術品ではなく
そこに仏が宿ると信じるからこその修復です。
仏様を新たにすることで
それを望む人々の心もまた再生するのでしょう。
一刀三礼で彫られた仏像。
彫る人もまた仏の境地を目指し
拝む人も仏の境地で維持し修復する
素晴らしいことだと思いました。
時の政府の悪策、廃仏毀釈で
多くの仏像たちが屑のように廃棄された中
建穂の仏像はこうして生き残っております。
町内会の熱意に感動しております。
今後も引き続き
建穂の仏像修復を応援したいと思います。
ではでは今日も一日
ひとり一人の心の中に
仏性や神性さが輝く一日でありますように!
