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微笑みの天使

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浜岡の個展で、意外にも人気だったのが
磐田カトリック教会付属幼稚園に寄贈した天使の絵。


後で聞いたことだけど
この絵の前でいつまでも動かないご夫妻がいらしたとのこと。...
17年前に事故で亡くなった娘さんのことを
「ここにいた!」と涙を流しておられたと。


この17年
気持ちが晴れることなく…
でも娘は今こんなに元気に笑っていて
自分たちも頑張らなくては
と話しておられたとのこと。


そのお話伺って
涙が止まらず、また心から有難く思いました。

お顔の感じが似ていたのかもしれないけれど
もしかしたら本当にその娘さんの魂が
その日そこに降りていたのかもしれない、と
ふと思ってしまった。


絵は所詮「モノ」。
物質である以上いつかは消えていく。
全身全霊掛けて描くけれど
いつかは朽ちて捨てられ消滅するくらいの軽やかさをもって考えている。


けれど
「モノ」には必ず魂や精神が宿る。
それを「形霊(かただま)」という。
あるいは縁に触れ
おなじ波動を持つ霊が、そこを「依り代」として宿る。


モノと霊の不思議な関係を
その素晴らしさも、怖さも、何度も何度も見てきたので
今更疑う余地もなく
私は確信持って信念をもって
絵という「モノ」を生み出したい。


自分の絵がよいよい「依り代」であるように
またよりよい「形霊」を発動するように。


by akikomoriya | 2017-12-08 21:21 | 日本画
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