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ユネスコ講座 ②

暑くなりましたね~★

昨日は、早速胃腸障害で点滴してきました…。元気でいる日の少ない私ですが…夏はなおのこと…しかし、10月の銀座の展示に向けて少しずつ制作はじめました。何とかこの夏を乗り切らねば~♪

先週のユネスコ講座では小雨降る中、たくさんの方々がご参加下さり、心よりお礼申し上げます。

ユネスコ常任理事の秋田さんのお陰で、パワーポイントの画像もバッチリ!この素晴らしい図説のお陰様で、初めての方にも分かりやすい講座になりました。秋田さん、いつもながら本当にありがとうございます。

前半はいわゆる「ジャポニスム」つまり19世紀末にフランス・パリではじまった日本文化の大流行について。おもに浮世絵の影響をそれぞれの画家達が具体的にどのような影響を受けたのかをお話しいたしました。

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これはホイッスラーのオールドバタシーブリッジと北斎の万年橋。

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ドガと北斎漫画。かなり笑えます…

そして後半はさらに一歩踏み込んで、様式・形式を越えた、「日本の心」をも模倣しようとしたゴッホの作品について。日本の和歌・俳諧の心意気を参考に、世界に伝えるべき日本の心についてお話しさせていただきました。

講座が終わった翌々日、早速嬉しいお便りがありました。現代の「語り部」ともいうべきS先生からでした。

「参加できてよかった!のひとことに尽きます。ありがとうございます。自然に立ち返るべし、自然と一体化し、自然と調和し、人と自然、人と人も美しく調和していく日本の心。ここにこそ、日本の中世以降の美意識が宿る。人やモノの風格や品格までをも含めて日本人の生き方、見方の基準にまで迫るよいお話が聞けました。この心意気で世界の流れをよりよい方向に変えてゆけたら…」


お手紙をいただき有り難く、涙が出ました…
ジャポニスムを現代の日本人の中にこそ甦らせたい!その第一歩、参加者の皆さまに少しでもつたえられたのなら 嬉しいです。

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by akikomoriya | 2012-07-27 10:39 | おしゃべり

ユネスコ講座

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明日7月20日金曜日 2時~4時 静岡市アイセル21でユネスコ講座「ジャポニスム、ふたたび。」があります。

日本人に人気の西洋画家を三人上げると、モネ、ゴッホ、ルノワールなのですが、この三人は「ジャポニスムの画家」として知られています。特にゴッホは日本のお坊さんになりたいと公言するほどの日本好き。生前まともに売れた絵は1枚かそこらなのに、浮世絵を200枚もコレクションしていたほど日本の芸術に陶酔していました。

またモネは、有名なジヴェルニーのモネの庭を、日本から取り寄せた睡蓮や菖蒲、竹などで埋め尽くし、池には日本風の太鼓橋を造り、日々庭の手入れをしつつその庭を描き続けていたのでした。

世界の美術史を大きく転換させた「日本美」の魅力を分かりやすくお話しいたします。

明日も暑くなりそうですが、ご都合のつく方ぜひお立ち寄り下さい♪

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by akikomoriya | 2012-07-19 23:24 | おしゃべり

静岡県立美術館 実技講座

今日は静岡県立美術館での実技講座がありました。

20日にアイセル21で行われるユネスコ講座「ジャポニスム、ふたたび。」に関連した実技講座で、ジャポニスムの様々な要素の中から「デフォルメ」について学びました。

形態をリアルに正確に捉えようとする西洋の描き方と違って、描き手の感情のままに形態を自由に歪曲させてよいとする「デフォルメ」。
開国と同時に海を渡った浮世絵には「デフォルメ」の要素がぎっしり詰まっていました。それを見た西洋人達は、こぞって「デフォルメ」をまねました。

しかし、本来日本人の行ってきたデフォルメとは決して作為的で意図的なものではありません。それどころか対象に感じ入るあまり、自分と対象とが一体化してしまったところからおのず生じる、私心無き、自我無き、すんなりとした自然な形であるべきなのです。
描こうとする手本は常に自然の中にあり、如何に描くべきかの方法論は常にそれを見る自分の中にあります。

この微妙なニュアンスは日本人でないと理解できないといってよい深遠な領域です。

今日は朝一番で刈り取った猫じゃらしを各々お手に取っていただき、まずは、猫じゃらしと親しみ、お友達になっていただくところからはじまりました。
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あえて人と違ったことをしようとしなくとも、心を透明にし、対象に感じ入るとき、おのずから自分らしい形は描きだされてゆくもの。
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人はそれを見て「デフォルメ」といいます。

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by akikomoriya | 2012-07-15 22:29 | おしゃべり

アミ 小さな宇宙人

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先日のブログでご紹介した「アミ 小さな宇宙人」です。ご存じの方も多いとは思いますが、世界11カ国で翻訳されているベストセラーです。日本では「ちびまる子ちゃん」のさくらももこさんが、表紙絵と挿絵を描いていらっしゃいます。

主人公ペドゥリートが子供の宇宙人アミと出会い、様々な世界を旅して成長してゆく物語。

「地球はまだまだ野蛮な星」「地球が進化してゆくために必要なこと」そして「愛の度数測定器」…などなど、大人にとっては考えさせられることや耳の痛いことがいっぱい。

けれど、一冊の中にぎっしりと詰まった「愛」と「やさしさ」、そのあたたかさに何度泣いたでしょう♪


そして、アミを読んだ人なら誰でも素直に思うこと…これは物語として書かれているんだけど…作者はきっと本当に円盤に乗り、「宇宙人アミ」に出会い、素敵な旅をしたんだろうなってこと。

…つまりこれは限りなく実話に近い物語だと思うのです。

宇宙は愛に満ちている。
まだまだ幼く未開で、野蛮なこの地球という星を、宇宙はどれほど深い愛で包み見守っていてくれているのか、しみじみと思います。それはまた、一人一人の人間に対しても同じ事。


子供達とよくアミについて話します。

我が家にはまるで「座敷童」のようにしっかりとアミが住み着いているのです☆☆☆

「アミ 小さな宇宙人」 「もどってきたアミ」 「アミ 三度目の約束」
一度読んだら、きっとまた誰か大切な人にすすめたくなる不思議な本…
ぜひ読んでみてね!

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by akikomoriya | 2012-07-14 13:35 | おしゃべり

風蘭♪

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春に駿河山草会で購入した風蘭が咲きましたでございます♪

フウランフウランとはしゃいでいた父が大喜び♪

本当に良い香りがします。

玄関に置いておくと帰宅したときにふわっと香ります。

母の実家の柿の木に自生していた記憶が…。

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来年も咲いてね♪♪♪

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by akikomoriya | 2012-07-12 09:41 | おしゃべり

平清盛

7月8日放送のNHK大河ドラマ「平清盛」、良かったですね~良かったです本当に…

清盛・義朝の一騎打ちも、剣道が武術として確立していた戦国時代や江戸時代のチャンバラとは違い、刀と剣をとりあえず振り回しながら、頭突きあり蹴りありの体当たりの戦い…平安末期の剣術ってこんな感じだったかも、と思わせるものでした。このドラマ、とにかく美術的にも細部のこだわりが凄いです!

今回の大河は清盛が白河法皇の落胤であるという説など、あまり一般の人々には知られていない部分から始まり、視聴者は混乱したかもしれませんが、これはかなり真実に近いと私は思います。聖子ちゃんが演じている「祇園女御」が清盛の母あるいは養母であるとする系図が発見されており、ドラマはそれに従ったと思われます。ただ清盛の自身は「滅びの象徴」ではなく、むしろ天皇の血をひくものとして優遇されていたかもしれませんが。またあの時代、天皇が寵臣に対し、妊娠している側室ごと賜るというのはよくあることだったようです。

内容的にも「傲れる平家」「華美な平家」のイメージを大きく覆す挑戦的な作品であると思います。
日本国を富ませること、腐敗した貴族社会から政権を奪い政治を立て直すこと、神戸港の整備や厳島神社の造営など、清盛の功績にはひとつひとつに信念がありセンスがあります!

その清盛の人柄を偲ばせるものといえば…厳島神社を見れば一目瞭然!作品は作者の意図や思考を如実に反映するものですが、清盛の設計による厳島神社を見ると…ギリギリの線で勝負に出る大胆さと、危険を冒してまで美を貫く潔さが感じられます。とにかくあの社は凄い!
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もう少し床板を上げれば、高潮や台風の被害も少なくて済むのに、それをしない。なぜなら安全を優先するその僅かな差で美のバランスが崩れるから!海面に浮かんでいるようにするためには、ここで床板を上げてはならないのです。常に人の手を加えつつ、大自然とのバランスを保ち続けようとする、ギリギリの挑戦です。まさに世界遺産にふさわしい人と自然の美の極みでございます…涙


歴史は常に勝者が綴ってゆくものであり、敗者の真実はなかなか語られないものなのです。清盛についての研究は80年代以降詳しくされるようになったらしく、特に戦前生まれの視聴者にとっては「清盛ってこんなかね?」という違和感の方が強いかもしれません。このドラマの価値が認められるのは10年くらいたってからかもしれませんですね…

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by akikomoriya | 2012-07-11 12:39 | おしゃべり

ブックカバー♪

今日は遅れていた娘の誕生会をしました。テストやら部活やらで中学生はなかなか忙しいのです…。

鳥になりたいタイプ陸上部2年の娘は、最近「アミ 小さな宇宙人」という本がお気に入りです。アミについては語りたいことがいっぱいあるのでまた次の機会にするとして…

私の大好きな「アミ」を娘も好きになってくれたのが嬉しくて、プレゼントはブックカバーにしました♪

あと、陸上部必読の「一瞬の風になれ」のためにももうひとつブックカバーを作り

ついでに部活で使う巾着袋も作り…
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忙しさにかまけ、なかなか手作りの贈り物ができず、娘の誕生日ごとに「来年こそは!」と思っていたのですが、逆に手芸の好きな娘は、毎年必ず私の誕生日には素敵な手作りの小物をくれるのです。まったくどっちが親か分からない…と落ち込む私に「お母さんはいつも忙しいから無理しないでね~」と笑顔で許してくれるのです。

忙しい忙しいと言いつつも、ブログの更新はしているのだから、今年は頑張って何か作ろう!と思い、毎日わずかな時間を繋ぎながらなんとか頑張って仕上げました。
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14歳という年を、いつの日か輝かしく、眩しく振り返る事ができたらいいね♪♪♪

Happy and Lucky For You ♪♪♪

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by akikomoriya | 2012-07-08 00:07 | おしゃべり

遙かなるシルクロード ③

静岡県磐田市というと今ではジュビロが有名なんですが、他にも見所はたくさんあって、とくに私が住んでいた磐田市見付は東海道の宿場町であり、中世は自治都市としても名高く、男女の恋を描いた「舞車」の伝説や、「しっぺい太郎」「早太郎」伝説など、興味深い話がたくさん残っています。

見付天神はもとは「矢奈比売神社」といって創立年代不詳のふる~い神社ですが、後に菅原道真公を合祀するようになり、県内の学問の神様としても有名です。

その見付天神のお祭りは大変変わっていて、かなり原始的…。男性が腰蓑をつけて練り歩くのです。ものすごい熱気で、宿場通りの2階から、ホースで水を掛けたりお酒を掛けたりすることもあり、危険かつスリリングなお祭りでした。

前置きが長くなってしまいましたが、小学校一年生のこと、図工の授業で「見付天神の裸祭り」の絵を描きました。裸の男の人の肌を自分なりにこだわって作ったのを今でも覚えています。他のみんなは「はだいろ」のチューブから出して塗っていたのですが、それだと豚っぽいピンク、と言うか、白人の女の子のほっぺのような色なのです。幼いながらも「おじさんの肌はこんな色じゃないな~」と思い、それで「黄土色」のチューブと「白」を混ぜて、日本人的な肌の色を作ったのです。

そのこだわりの作品は、その後自分の手元に帰ってくることはありませんでした。

というのは、小学校にバングラディシュからのお客様が見え、私の作品を気に入って持って行かれたのです。
そして、そのかわりに、お土産の「しおり」をいただきました。
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日本的な青といえば群青とか藍になるのですが、この青は「ターコイズブルー」。
私にはとても不思議な異国の青に見えました。そして金色の模様がまた不思議…しかも皮でできている!

今思うと、シルクロードのオアシスの都市に点在するモスクはこんな色でした。

見付天神の絵が異国の青いしおりに変わってしまい…今でこそ親日のバングラディシュはインドの隣と分かるのですが、当時の私には「バングラディシュってどこよ~」ってかんじで、絵が帰ってこないことの方が大問題だったのですが…このしおりは、まだ見ぬ遠い異国の地に想いを馳せるようになった、大切な思い出の品なのです。

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by akikomoriya | 2012-07-03 13:27 | おしゃべり

夏越しの大祓

一年の上半期の最終日である6月30日は、毎年欠かさず浅間神社の「夏越しの大祓」に出掛けるようにしています。

「輪くぐりさん」とか「茅の輪くぐり」といわれているのがこれ!茅で作られた5mの大茅の輪!
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8の字を描くようにしながらこの輪を3回くぐります。その間「祓いたまえ浄めたまえ」と唱えながらくぐります。

この夏越しの大祓とは…一年の半分のうちに「知らず知らずのうちに」犯してしまったであろう、罪や過ち、心身の汚れを祓い清めるためのもので、スサノオノ命に由来するふる~い神事です。

これにより、心身共に清々しく、病気をせずに、元気に夏を越えられるように…というわけです。

神楽殿では巫女さんが鈴の清めをしてくれます。
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可愛らしい提灯が300円。明かりを灯して歩くとなんとも幸せな気分に…
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備え付けの茅で「ミニ茅の輪」を作ってお持ち帰りもできる♪
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この夏越しの大祓の素晴らしいところは、明らかに罪汚れを抱えたものがそれを浄めに来るのではなく、何事もない人々が「知らず知らずのうちに犯してしまったであろう罪汚れ」を清めに来るところです。

家の掃除をするときは、汚れてから掃除するより、目には見えなくても汚れがたまっていると仮定し、定期的に早め早めに掃除するのがよいと日頃思うのですが(まあなかなかそうも行かないのですが)、この夏越しの大祓の発想も、掃除好き、きれい好きの日本人らしい行為だなと思います。

まめできれい好き、のお国柄が、物質だけではなく、心の領域まで及んでいる日本の文化の素晴らしさを思います。

また、人間の罪汚れを清めてくださるのは、なんと、他愛もないただの草なのです。「茅(チガヤ)」は生命力が強いことから、その生命力によって清めていてだき、また力を与えていただけるように…と言うわけです。

風による「祓い」と水による「清め」、をいただき、植物により「力」を与えられる…慎ましく、清々しく、調和的な生き方であると、いつも思います。

残りの下半期も、無事に過ごすことができますように。また皆さんにもますますよい日々が訪れますように!

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by akikomoriya | 2012-07-02 09:04 | おしゃべり