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野に咲く花

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玄関の野紺菊が咲きました。
団地のへりの草むらにも
野紺菊やら野菊やらがいっぱいで
秋の野は賑やかい!

娘のお友達に
「さきのちゃん」という子がいて
素敵なお名前ねと言ったら
その子のお母さんが
「野に咲く花のように」って意味なの、と
教えてくれました

大切な名前の秘密、教えてくれて有り難う
それにしても素敵なお名前・・・

朝顔もコスモスも
なるべく野に咲いているものを選んで描くようにしています
朝顔は支柱がなくても地を這いながら
朝ごとに蔓を振ってよじ登れる場所を日々探しているし
コスモスは嵐になぎ倒されても
倒されたままでまたお日様に向かってそこから立ち上がる
花は痩せていても
その方がバランスのいいこともある

野に咲く花で「さきのちゃん」
いい名前だな~
そうだ、孫はさきのちゃんにしよう!

では明日も一日
世界中どこにいても誰にとっても
夢と希望の広がる輝かしい一日でありますように(^^)/

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by akikomoriya | 2015-10-31 19:54 | おしゃべり

久隅守景

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七月に頂いたほおずき市のほおずきが、すっかり朽ちまして、これもまた絵になるな~と眺めております。季節の移り変わりは本当に早い…

夏から取り組んできた絵本制作がなんとか仕上がってきて
残りあと一枚になりました。
絵がうまくいかないとこの世の終わりみたいな気分になる…
逆にうまくいくと家族中に見せて歩いてバカみたい…
情緒不安定な私に付き合ってくれて、家族ってホント有難い…

今朝の日曜美術館は、久隅守景という江戸時代の絵師でした。今、サントリー美術館で開催中です。卒業論文でも扱って、私のお気に入りの画家です。
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好きなものを描くというのは、今では当たり前すぎる事柄ですが、江戸時代、それ以前もずっと、絵師たちは時の権力者によって擁護される代わりに、権力者の気に入るような作品を描かなければいけませんでした。それに逆らえば切腹!静岡浅間神社の天井絵を描いた狩野寛信など、若さゆえの激しさか、幕府に逆らい切腹しています。

そんな中、狩野探幽の一番弟子でありながら、謎の破門で、漂泊の絵師となった久隅守景は、破門後、おそらくは本当に自分が描きたかった風景を描きはじめます。
のどかな田園、人々の気ままなくらし、人目も気にしない家族団らんの夕涼み…

人々のおしゃびりが聞こえてきそうな愉快さ、長閑さ。いいなぁ~・・・

あと少し、頑張って、仕上がったら見に行きたいな!都立美術館のモネ展とあわせてはしごしよう…あと少し、頑張れる、頑張ろう…
補足ですが、日曜美術館は来週日曜日夜8時から再放送があります。興味のある方は是非ご覧くださいませ♪

では来週も
世界中どこにいても誰にとっても
夢と希望のあふれる日々でありますように!

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by akikomoriya | 2015-10-28 14:23 | 日本画

襖絵の花に蝶が止まる

以前、島田市大草にある古民家の襖絵を見に行ったことがありますが、そこには南画の大家「直原玉青」の水墨画が描かれています。
この襖絵にはちょっとした逸話があって、大阪から有名な絵描きが来るというので、SBSのカメラが入って制作風景を撮影していた時のこと、・・・画家が描いているそばに外から蝶が舞い込んで・・・描かれていた梅の花に、まさに「花から花へ」の歌のごとく、まるで花の芯に蜜を求めるように、本物の蝶が花から花へと止まったのです。奇跡のような一瞬の映像は、その年のJNN映像大賞を受賞し、古民家でその様子を見せてもらいました。

絵に命を吹き込むという摩訶不思議。小泉八雲の怪談の中にそんな話があったなと思いますが、平成の現代に、こんな不思議があるとは・・・とビックリしました。

そんな話を高校生にすると、みんな真剣に取り組んでくれます。一学期の最後はガラスのデッサンで、写真とも見まごうようなリアルな表現に挑戦しますが、二学期は感じたままの感動と、生きている事への驚きを線に託して猫じゃらしを水墨画で描きます。

筆の抑揚、濃淡、勢い、呼吸、間・・・様々な要因が揃って、線に命が吹き込まれる。

西洋と日本のものの見方考え方、表現しようとする目的は、何もかもが真逆でした。二つの文化が出会い、今に至る不思議を味わいながら、日本人らしい思考というものを見直してもらえたらいいなと思います。
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by akikomoriya | 2015-10-24 14:31 | 日本画

みなさまのお作品♪

昨日に続きまして
またまたみなさまのお作品の紹介です♪

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斬新な色づかいのUさま。
今回は玉すだれと・・・え~と名前忘れちゃいました、白いお花。
主役は玉すだれです。

背景、いつもこんなになっちゃうの~とおっしゃいますが
いい感じですよ!
膠のシミも味わい深いです。
もし膠ジミをなくしたいようでしたら
絵の具を薄めに刷毛で塗っていけばいいと思いますよ。
また色々やってみましょうね♪
紫と薄緑はなんともお品の良い取り合わせです。
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続きましてIさま♪
とにかく作業が手慣れていて早い!
お作品もスピード感があります。
これは顔彩で厚紙に描いたもの。
ご自宅のお手洗いに飾るんだそうです。
私のお教室の目的のひとつは
自分の絵を自宅に飾ること。
しかも四季折々に♪
たくさん描いて、とっかえひっかえ年中楽しんで欲しいのです!

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by akikomoriya | 2015-10-24 00:54 | SBS学苑 日本画教室

みなさまのお作品

SBS学苑パルシェ校日本画教室のみなさまのお作品です。

今日最初の一枚は
山野草がお好きなOさま

前回のボタンに続き難しいお花に挑戦です。
薄ピンクのバラ!
背景の赤がとても大胆で
たらし込みもはっきりと出ました。
思いがけずもとても味わいある、三岸節子の様なお作品になりました!
Oさまは岩絵の具を使った制作に加え
水墨風の作品にも挑戦することになりました。
もともと筆の勢いのあるO様なので向いていると思います。
画仙紙と即妙筆と顔彩セットを揃えまして
次回からまた楽しみです!
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お次は富士宮から起こしのUさま。
いつもご覧になっていらっしゃるだけあり
野の草花の表現がお上手。
つくしの微妙な色の変化をしっかり追っていらっしゃいます。
つくし、ふきのとうの春らしい柔らかな緑が印象的です。
背景も工夫しました。
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お次はSさま♪
とても手際よくすいすいと制作されます。
今回は空の青にこだわって
何度も何度も絵の具を重ねておられました。
遠景の細かい描写も根気よくやっておられます。
どんどんお上手になられます♪
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次回は早くも11月!ではまたお楽しみに!

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by akikomoriya | 2015-10-22 19:50 | SBS学苑 日本画教室

静岡市立美術館 「絵本をひらくと」

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静岡市立美術館開館5周年記念「ちひろ美術館コレクション展」にいってまいりました。
赤羽末吉から長新太、海外の作家、そして最後の展示室がいわさきちひろで、かなりの見応え。11月23日までです。今朝も会館と同時に人の山!ぜひぜひぜひにお出かけ下さい。

ちひろの作品は、初期のものは枠の中を丁寧に色塗りするような固い印象がありますが、60年代後半に入り、筆遣いが大胆に、そして、にじみ、ぼかし、洗い直し塗り重ねたり、紙を揉んだりと、とらわれのない生き生きした表現に変化します。

私が通っていたカトリック幼稚園では、毎月「こどものせかい」というカトリック系の読み物が配本されて、ちょうどこの頃のちひろの作品を、リアルタイムで読んでいました。ちひろとの出会いは私の人生ではあまりにも大きく、本当に有り難いことでした。今でもそれらは私の宝物です!

もうひとつ、ちひろの絵との忘れられない思い出は、小学校の高学年くらいだったか、学校から家に帰ってくると、自宅の前の道路に分厚い本が落っこちていたんです!本の角がちょっとつぶれていて、本当に「落っこちた」という状態で、なんと、新品のいわさきちひろ画集でした!
シリーズの配本だったので、多分本屋さんが配達の時に誤って落としちゃったんだと思う・・・
びっくりして母に見せて・・・そのままもらっちゃったんです!
これまた今でも私の宝物!神さま有り難うというか、ごめんなさいというか!

以前、「こどものせかい」を出版している至光社を伺ったとき、あのやわらかな画風は、農夫のような骨太なデッサン力に支えられてのことだ、というお話を聞きました。ちひろの絵は実在感がないとかただのファンタジーだという人もいる。でも、ちひろ風に描く人はいても、ちひろを超えられないのは、確かで力強いデッサンが淡く繊細な色づかいを、しっかりと支えているからだと思います。

離婚、再婚、代議士の妻・・・優しさや温かさだけでなく、寂しさや孤独感を知る人の絵だからこそ、ちひろの描く子どもの瞳は、見る人の心の奥深くまで洗い流してくれるのだと思います。

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by akikomoriya | 2015-10-18 12:44 | 絵本

羊羹屋

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学校の近くに
「羊羹屋」という立派な看板のお店があって
見るからに老舗の風情・・・
風になびく入口ののれんにも「羊・羹・屋」
羊羹の専門店・・・いいね~さすが静岡!
疲れて甘いものが食べたくなったら
寄ってみたいと思っていました。

ある日、ちょうどそんな気分だったので思い切って入ってみると・・・
カウンターに並んでいたのは
コロッケ、筑前煮、茶碗蒸し、おつけものなどなど
・・・つまり、手作りお総菜屋さんだった!

なんだこりゃ???
そのまま出るのも変だし
とりあえず、形が不揃いでいかにも手作りっぽい
蟹クリームコロッケを買ってみると
レシートに「羊羹屋マート」とある。
またまたびっくり!

随分昔に
北街道沿いで羊羹とか甘いものを売っていて
そのうちに手広く「マート」になって
最近、相続もあるから店をたたんで
裏通りのこの場所にうつり
お総菜だけボチボチ売ってるとのこと。
三角巾のおばちゃん達が3人くらいで作っている。
その「随分昔」ってのも
江戸時代のことらしい

蟹クリームコロッケは「カニカマ」ではないちゃんとした蟹に
厚切りのブラウンマッシュルームとタマネギが
ぎっしり入って135円!
これがビックリするほど美味しい!

北街道に平行して通っている裏通りの住宅街に
ひっそりと
なんとも不思議な「羊羹屋」
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by akikomoriya | 2015-10-16 14:38 | おしゃべり

衣匂わせ 旅のしるしに

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昨日はムキになって絵を描いて
お陰様で今朝からわけもなく寒気がひどく
午前中の授業は意識朦朧でした・・・
昼過ぎにさっさと帰宅して午後はくたばっておりました(>_<)
ボチボチやらないと・・・アラフィフのおばさん
持続可能な制作習慣をね・・・

昨日のお散歩で
近くのお寺に咲いていた白萩です。
刈り込まれることもなく、わさわさ森のように茂っている。
萩はいいね。

ところで
何かと謎な行動の多い飛鳥時代の女帝持統天ですが
死の前年にわざわざ浜松まで来ています。
その時一緒に来ていた長忌寸 意吉麿(ながのいみきおきまろ)の歌に萩を歌ったものがあります。
~  ~  ~
    曳馬野に 匂ふ榛原入り乱れ 
             衣匂わせ 旅のしるしに
                          ~  ~  ~

榛原は「萩原」。
浜松の曳馬周辺には萩町とか萩丘とかいう地名がありますよね。

衣匂わせ 旅のしるしに
 衣匂わせ 旅のしるしに・・・

綺麗なひびき(^^)/  いいですね~♪

何かと行動に謎の多い、いえ多すぎる持統天皇ですが
老体ムチ打って何しに浜松まで来たのか・・・
おそらくは
天皇家にまつわる何らかの呪詛を解きにたか
あるいは天皇家が封印してしまった一族の
怨霊を鎮めに来たのか・・・
古代史研究家の間では
日本の秘め事を封印した女帝という人もあります。
話し出すと長くなるのでやめますが
静岡、浜松は古代史上、天皇家や大和朝廷成立と深く関わる
かなり妖しい場所です。

   匂ふ榛原入り乱れ
      衣匂わせ 旅のしるしに

人生の最後に、どんな想いで浜松の地に立っておられたか
あれこれ想像巡らす萩の花です・・・

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by akikomoriya | 2015-10-14 08:49 | おしゃべり

ユネスコ絵画展

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先週は静岡市ユネスコ協会が主催する絵画展「絵で伝えようわたしのまちのたからもの」の審査がありました。
全国のユネスコで展開している絵画展で、上位3名は全国展に出品されます♪
身の回りの素敵な風景や文化財に目を向けたり、世界遺産に繋がる精神を伝えるためにも素晴らしい企画です。
ただ静岡県内では静岡市、浜松市、沼津市、磐田市しかユネスコがないので、他の市町村の子どもたちは出品の機会がないのが残念です。


世界遺産と言えば、今年はパルミラの遺跡が爆破されるなどショッキングなニュースがあり、シリア内での遺跡の破壊はまだ進行形です。
もし、現在のシリアの状況を日本に置き換えるとしたら、富士山が爆破され半分崩れ落ち、奈良も京都も破壊し尽くされ、国民の半数が国外に避難・・・といった状況でしょう。
それでも日本人としての誇りを持ち続け、希望を持ち続けていられるのか、と問われたら、それは分かりません。


今、自分の住んでいる場所に誇りを持ち、何気ない風景の中に喜びや素晴らしさを見つけ、それを「たからもの」と思うことができるのならば
他人の大切な「たからもの」が破壊される事の痛みを共感することもできるはずで、その共感から知恵や力を提供し合うことができます。
ちいさな絵画展ですが、私はこの絵画展をとても大切に思っています。少しでも関わることができて本当に有り難く思います。


静岡には国宝の久能山東照宮や、世界遺産富士山もありますが、近所の川のせせらぎや、地域のお祭りを絵にしてくれた子もたくさんいて、見ていて心がホカホカしました。
アップした画像は、娘が小学校2年生の時に描いた「日本平の茶畑」です。絵にしてみると、あらためて、いいところに住んでいるな~と思います。
本当に有り難いです。

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by akikomoriya | 2015-10-11 18:07 | 平和な世界を求めて

あたたかな心

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人間の五感というのは
かなり早い内に鍛えないといけないのは知られています。
たとえば
色感は4歳までに
音感は3歳までに
味覚は2歳まで
といいます。

でも
人の心を感じとるという感受性もまた
かなり早い内から
親に意識的に教育されないと
育たないんだというのを最近しみじみ思います。
人の痛みを自分の痛みとして感じることは
かなり高度な想像力が必要です。
色感や味覚よりも繊細な感受性が必要です。


ところで先月
シリア難民を揶揄するような
あまりに悪意を感じるイラストが出回っていて
すごく不快な気分でした。
そのイラストに添えられているコメントは
シリア難民は本当は
人のお金で楽しようとするしたたかな移民ではないか、という
あまりに情けない内容のものでした。

先週
それがやっと削除されホットはしたけれど
そのイラストを賛美する人たちもかなりたくさんいたことに
なんだか頭がクラクラしました。

UNHCRのネット広告に対しても
「南スーダンの泣いてるガキの顔うざい」とかいうあまりに非人情なコメントを
見かけることがあります。
それももの凄く大量に・・・
ほんとにビックリします・・・


今の自分が
温かい家にいて
家族の笑顔があって
お腹も心も満たされているそんな時でも
シリアやイラクやパレスチナの子どもたちのことを一日に一回でも考えたり
彼らの幸せを祈る余裕を
ひとりひとりが当たり前のこととして持っていることが
実はすごく大切なことであり、
大きな力となってゆくのだと思います。

悪意に満ちたまがまがしいイラストが頭の中に残っていてどうにも気分が悪いので
今日はお気に入りの一枚をアップします。
これは私が幼稚園の時にお気に入りだった絵です。
教会でくれる絵や絵本は
ちいさな私にとって一つ一つが宝物でした。

では明日もまた
素敵な一日であるように!

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by akikomoriya | 2015-10-10 23:30 | 平和な世界を求めて