<   2016年 03月 ( 7 )   > この月の画像一覧

体感時間

e0240147_23314699.jpg



元気に大学に戻ったはずの長男からSOSが来る。
31日までに宿舎退去で新しいアパートに移るつもりが
引っ越しの準備が間に合わないとのこと。
あ~甘やかしすぎだな~と思いつつ
あれこれ予定をキャンセルして出かける。

間に合わないって言うか
何にもやってないじゃん!段ボールくらい集めておいてよ!
リヤカーでぼちぼち運ぶと言っていた荷物を、結局レンタカーを借りて運ぶことに!

新居の前には並木があって
息子はお窓から木が見えることを、密かに自慢に思っているようだった。

子供のころ
自宅から見える杉の木の林を気に入って
「はやし、はやし・・・」といって
毎日毎日、長い時間じ~っと見つめている子だった。
ティッシュペーパーをちぎって
林が風に揺れる様子を再現したり
一本一本の杉の木に、お友達のように名前を付けていた。
それで幼稚園での持ち物のマークは木にした。
お帽子も園服も靴下も、み~んな木のマーク。

あの子がもう二十歳か・・・

時間に遅れがちな人って
体感時間が長いんだって・・・
と、言い訳めいたことを言っているけれど
確かに息子の体感時間はもの凄く長いのがわかる。
ゆっくり・・・ゆったり・・・
子供のころから、亀みたいに200歳くらいまで生きそうなゆったり感があった。

大学内の遊歩道を歩きながら
色んな花が咲いていて
私も久しぶりにゆ~っくり歩いた気がしました。

そうはいっても春はあっという間に流れてゆきます。
花も待ってはくれません。

ではでは
明日も一日
美しい世界は私の手のひらの中に
e0240147_23322434.jpg


[PR]
by akikomoriya | 2016-03-31 23:32 | おしゃべり

ゾウを呑み込んだうわばみ

e0240147_20591828.jpg

帰省していた長男が
また戻ってしまいました。

いなくなった息子のテーブルの席に
ゾウを呑み込んだうわばみが・・・
帰り際に、なんか作っていたんだよね。

いつもニコニコ
お地蔵様みたいにふんわり、ふんにゃりしている

夢中になることはあっても
頑張ることはできない
そういうところ
頑固って言うか、不器用って言うか
ある意味、我がままにも見えるし・・・

友人に息子のことを言ったら
「サン・テクジュペリみたいな?」と言ってくれて
そうそう、それが一番の褒め言葉。

箱根の星の王子さまミュージアムに行ったとき
サンテグジュペリが生涯大事にしていた
おもちゃ箱というのがあって
息子みたいだなと思った。

いつか本当にやりたいことを見つけて
一生夢だけを見て生きていって欲しいな・・・
と思います。
ゆっくり、ゆっくり
自分の納得できる生き方を模索してくれたら嬉しい。

ではでは
明日も一日
世界中どこにいても誰にとっても
優しさと温かさを心に感じる一日でありますように・・・

最後におまけで
星の王子さまのうわばみの絵をちょいと拝借
知らない方、また星の王子さまを是非読んでね。

e0240147_2122465.jpg


[PR]
by akikomoriya | 2016-03-24 21:03 | おしゃべり

夕日の色

e0240147_2056586.jpg

今日は何だか一日中、やたら涙の出る日でした。今日は色んな事があって、嬉しいこと、切ないこと、有り難いこと、優しさ、驚き、色んな気持ちに涙は出るものだなあ。

春に受け持った生徒で
表現することも想像することもまったく不慣れで不器用な子が
一年の最後のレポートにこんな事を書いてくれた。

色を感じることができるようになった。
たとえば夕暮れの空。
今まではただの青黒い空の部分と
赤色のような部分の2色しか見えなかった。
だが今は違う。
今見れば、確実にその色の違いに気付くことができる。
赤と青だけではなく
オレンジや緑だって感じることができる。
よく見るとほんの少しだけ
緑がそこにはある。
それを感じることができるようになったこと。
それが一年の成長。
I'm happy to feel many kinds of color there are in the rainbow!

文法があってるかどうかは私には分からない。
でも、こんなにまっすぐに表現できる子になっていた。
心から有り難いと思いました。

明日も一日
取り囲むすべての風景に
美しさを発見できる私でありますように。
明日もまた見上げる空に
夢と希望を感じられる私でありますように。

[PR]
by akikomoriya | 2016-03-09 20:54 | おしゃべり

おおつち保育園 3.11

以前からご紹介しております
岩手県大槌町のおおつち保育園の絵本について
明日、水曜日の「NHK たっぷり静岡 夕方6:10~7:00」で
八木澤園長がお話しをされます。

何時頃からかは分からないので、とりあえずつけっぱなしにしようと思います。

春を迎えるこの季節
東北の人々にとっての春は
本当は何より嬉しいはずの季節
その春を
この五年間
どのような想いで過ごしていらっしゃるかと思うと・・・



e0240147_15511384.jpg
e0240147_15512064.jpg

[PR]
by akikomoriya | 2016-03-08 15:51 | 絵本

水上悦画集 「静岡生まれ 静岡育ち」

e0240147_1855696.jpg

私が住んでいる団地では、毎月一回、町民による清掃作業があります。
町内会長さんを中心に、落ち葉掃きや草刈り。
それ以外にも個人的に草刈りや剪定をしてくださる方もいらして
お陰様でいつも綺麗な団地です。

昨年末、清掃作業の後、町内会長さんとおしゃべりしていたら
「よかったら読んでね」と
亡くなられた奥様の画集を下さった。
10歳以上年上の絵描きの女性と大恋愛の末
親の反対押し切っての結婚。
小学校の先生をなさりながら、奥様の画業を支えた日々。
最後は介護、そして旅立ちを見送られ・・・
いつもはちきれんばかりの笑顔の町内会長さんです。

色んなロマンスを、いつかゆっくり聞きたいな~!と思いつつ、まだちゃんと聞けていない。

奥様は水上悦先生。
私がここに越してきた時はもうすでにお具合が悪く
画家として、教師として、精力的にご活躍の頃は存じ上げないのだけれど
色んな方々に「あの団地は悦先生のいらっしゃるところね」と言われ
ご活躍ぶりがうかがわれました。

以前、出版されたものを昨春復刻版として再販した画集です。
静岡にたくさん店舗をお持ちの「SANADA屋」の真田さんが、出版してくださっています。

「静岡生まれ 静岡育ち」
というその画集は
静岡という町がどんなふうに戦争に巻き込まれ
皆、真剣に戦い、飢えを忍び
そして戦火を逃げまどい
敗戦を迎えたか・・・

その様子が40ページにわたり
克明に絵と文章で綴られています。
今、繁華街としてにぎわう常盤町や青葉通り、安倍川河川敷の惨憺たる様子は
父やお年寄りの方からも聞いていましたが
画集の中では駅南の中田や馬淵の火の海や
機銃掃射が降りそそぐ生々しい様子、まさに生死を分けた状況が
ありのままに描かれていました。

あれから70年。
戦争は人間の霊魂進化にとって最高の宗教的行事、などという政治家や
徴兵をま逃れないよう
極刑なり無期懲役なりを用意するという方向も考えられると口にする政治家
日本が米国の51番目の州になることを仮定しながら話をする政治家・・・
驚くような言葉が
当たり前のように飛び交い
紙面で大きく取り上げられることもなく日々流れてゆく・・・

復刻に踏み切った方々の思いが伝わります。

こんな目にあって
命からがら生き残って
それでも「私をを育ててくれた静岡さん ありがとう」という言葉で始まる画集に
心がじんとなりました。

そういえば、大槌町の絵本を取材していた時
あれだけの被害にあったにもかかわらず
「おおつちに生まれてよかったって思える強くて優しい子を育てていきたい」
というおおつち保育園の園長さんの言葉がありました。

その言葉に本当にびっくりしたけれど
私がが今住んでいる静岡も
焼け野原になったところから
静岡を大切に思う人々の手によって
こうして復興されたんだなと思ったりして・・・

天災はま逃れることはできないにしても
人災は避けることは必ずできると確信しています。
それが自分の国であってもなくても!

今日はなんとなく
この本をご紹介したくなりました。
e0240147_18553264.jpg


[PR]
by akikomoriya | 2016-03-06 18:56 | 平和な世界を求めて

お雛様ニコニコ ②

e0240147_1710438.jpg

今日は雛祭りで
散らし寿司でお祝いをいたしました。
は~満腹満腹~♪

娘が生まれたとき
早々にお雛様を探し始めて
あまりに時期が早かったので
「今からならお好きな布を選べます」と言われて
ちょっと変わってるけど白いお雛様にしました。
白くて美しい何かにいつも守られているように。

私は
母親として娘を守っていたつもりだったけど
実は私が娘に守られていたなと
今日はしみじみ思いました。
お雛様にも、娘にも心からありがとう・・・

白いお雛様これからも娘をよろしくね。
この先も
私が死んだ後もずっと ずっと・・・

ではでは明日も一日
吸う息とともに
宇宙の美しいものが私の中に取り込まれ
吐く息とともに
私の中からこの世界に
美しいものが広がってゆきますように・・・
e0240147_17111858.jpg


[PR]
by akikomoriya | 2016-03-03 22:08 | おしゃべり

お雛様ニコニコ

e0240147_17658100.jpg

今日は午前午後と日本画教室でした。
みなさん、あれやこれやとおしゃべりしながら楽しく制作。
私の親と同じ年代の方も多く
「満州から妹背負って逃げてきただよ~」とか
「県庁の前の木は戦火の中の焼け残りなんだよ~」とか
昔々のお話もいろいろ教えてくださる。
なんといってもお教室の中で一番若いのが私なんですから!

書道や音楽と違って
絵画は技術よりも想いが先行しやすい表現だと思います。
著名な作家よりも幼子の作品のほうが
心打つ作品である場合も充分ありうるのが
絵画の面白さでもあります。

長い人生の中で
さまざまあったはずの趣味の中から
こうして日本画を選び続けてくださることが
本当に有難い。

70歳、80歳過ぎて
通院で休むことが増え
ついに退会する、というのはよくあることです。
寂しいけれど
人生の最後の貴重な時間を
日本画に充ててくださったことが
本当に有難い。

また
誰に褒められるからでもなく
地位や名声を得るためでもなく
ただ「描きたい」という衝動のままに
絵筆を取り続けてくださることに
尊敬の念を感じます・・・

お雛さまニコニコ
昔の静岡では男の子が生まれても
雛壇や御殿を贈ったり飾ったりの風習があったと
今日みんなが話していました。

明日は雛祭りです。
世界中のすべての子供たちと
かつて子供だったすべての人々に
悦びと希望と幸運がありますように!
e0240147_1772093.jpg


[PR]
by akikomoriya | 2016-03-02 20:05 | おしゃべり