<   2017年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ジャポニスムふたたび 22

                                   

お知らせ遅くなりましたm(_ _)m 昨日20日の静岡新聞朝刊です(^^)/

ジャポニスムふたたび
   
日本人の桜好き ルーツは吉野           日本画家 森谷明子...
 
 日本人の桜好きのルーツを紐解けば、それは奈良県吉野山の山桜である。
飛鳥時代に実在した修験道の開祖「役行者(えんのぎょうじゃ)」が、この地で感得した金剛蔵王権現を山桜の木に彫って祀ったことに始まり、行者を慕う人々が、ひとりまたひとりとこの山に桜を植え、ついには桜の山になったという。
 桜は神宿る木として知られ、吉野は信仰の山となった。
さて、ひとつの山の峯が桜で埋め尽くされるほどに、人々を吉野に向かわしめた役行者の魅力とは、いったい何だったのだろう。役行者の伝承には、いわゆる天空飛行やワープなど、超人的な神通力がついて回る。その最高位にある神通力「漏尽通」とは、漏(煩悩)が尽き果て自由無礙になり、神仏の心を自らの心とする境地だという。
 しかしながら、修行三昧の修験者ならともかく、喜怒哀楽が錯綜し、病老死苦にあえぐ煩悩多き日常に生きる庶民が、神仏の心を体得するなど至難の業である。桜はそんな平凡な人間の日常に、そっと寄り添ってきたのではないだろうか。
 淡紅色の花びらは見る者を慰め、美しいままに散る様は諦観を、枯れ枝に吹き出す花芽は生命の逞しさを教えてくれる。そしてまた、ひっきりなしに散りつづける花びらの下で、人は我を忘れ時を忘れ、しばし清浄な世界に身を置くことが出来る。
 かつて手に手に桜の苗木を持ってこの山へ通った人々は、春ごとの桜に救いを見た名も無き人々に違いない。薔薇や牡丹のような香りも華やかさもない桜が、これほど日本人に愛されるようになった所以は、やはり吉野である。
 役の行者に始まる日本人の桜好きは、江戸時代の改良種「染井吉野」の登場により一層の華やかさを増し、春ごとに日本人の心を和ませあたため、ついには日本の代名詞となって世界中で愛される花となったのである。

e0240147_20550362.jpg


[PR]
by akikomoriya | 2017-03-21 20:55 | ジャポニスムふたたび

春分の日に

e0240147_23032263.jpg

















今日は一年の中で秋分の日と並び節目となる
春分の日でした。

私は奈良が好きなので
「春分」と聞くと...
「三輪山から日が昇り 二上山に日が沈む日」
というイメージが強いのですが
この日は古今東西、神聖な日とされることが多く
古代遺跡などでも
春分、秋分の日の動きにあわせて設計されているものは少なくありません。
また各宗教でも
この日にあわせて特別なご祈祷なりご神事行うことも
よくあることです。


古代三輪山を中心とする遺跡群もその例外ではなく
三輪山から日が昇り 二上山に日が沈む
そのちょうど真ん中に都はありました。
三輪山を祀っていたとされる神主の一族は
三輪山と二上山を結ぶ線上に居を構え
これが
古事記を記した太安万侶を輩出する
太(多)の一族で
現在でも「多神社」がしっかりと存在しています(^^)/


古い時代の日本人は
元旦でなくとも
昇る日を拝み、入る日を拝みして一日を過ごしていたと思われるのですが
特に今日という一日は
元旦に準じる神聖な日でありました。


ちょうど今日は
全世界で春分の日にあわせて平和を祈念するイベントがあり
私はそれに参加してきました。
それぞれが
それぞれの場で
それぞれの祈り方で全世界の平和を祈願する
それはきっと
古代の日本人が日々のつとめとして行っていたことなのだと
私は思います。

ではでは明日もまた
昇る日に幸を願い
入る日に有り難さを伝える
美しい一日でありますように(^^)/


[PR]
by akikomoriya | 2017-03-20 23:03 | 平和な世界を求めて

春は少しずつ

春は一歩進んで二歩戻りつつ
じれじれ じらしながらやってくる。

それでいて
あんまり急にあたたかくなると...
陽気な雰囲気に
気持ちが追いつかなくて
取り残されてしまった 
ぼんやりした寂しさが
心の中で増幅する。

春は厄介だなあ。

やっぱり春は 
少しずつ 少しずつ近づいてくれるのが
いいのかな。

明日は娘とお買い物
時間があったら丸子にも寄ってみよう。

ではでは明日も一日
世界中どこにいても誰にとっても
有り難うとよかったねが溢れる
輝かしい一日でありますように!

e0240147_22503070.jpg



[PR]
by akikomoriya | 2017-03-19 22:50 | おしゃべり

何とか間に合う

e0240147_21551748.jpg















今日は屏風屋さんが作品を取りに来てくださり
なんとか間に合う。
よかったよかった。
大きすぎて全体を撮れなかったのですが
四曲一隻屏風になります。...
いつもながらの渦でございます・・・
お世話になった先生の退職記念の展示会に出品します。
5月につくば市の美術館で
また御案内いたします。

明日からはハチドリの絵本「Humming Bird」に取り掛かります。
これまたギリギリ・・・

間に合うかな?
間に合うよ!
絶対大丈夫!大成就!

ではでは明日も一日
世界中どこにいても誰にとっても
笑顔がひろがる輝かしい一日でありますように!


[PR]
by akikomoriya | 2017-03-18 21:57 | 日本画

あの日から6年

e0240147_19260712.jpg
おとついの3.11
皆さまどのようにお過ごしでしたか?

私は県内の高校生達が自主的に企画してくれた
絵本「あの日」の原画展にお邪魔してきました。
いつもお世話になっている「SENSENCI」では
絵本の朗読と歌、バイオリン、踊りの会も企画してくださいました。

被災地の方にとっては
毎年毎年否が応でもこの日が来てしまう重圧があるでしょう。
テレビや新聞であの日のことが取り上げられるたびに
傷を蒸し返されるのではないかと思うのです。

逆に
被災地以外に生きる私たちは・・・?
いつも通りの商店街の賑わいと
テレビ番組と日々の忙しさで
「あ、2時46分うっかりしてた」になってしまう人も多かったのでは?

同じ日本人として
この温度差は縮めていきたい

都内では追悼のピアノ演奏会があり
演奏は
相馬のイベントでご一緒させていただいたピアニストの重松さん。
私が送ったメッセージも会場で読み上げてくださった。
被災地に暖かい風が吹き 希望の花があふれるように・・・

癒しきれない悲しみがある
耐えきれず死を選ぶ人もいる
その一方で
あたたかな気持ちで繋がるご縁もある
そのことを忘れずに
今自分に出来ること
気が付かずに通り過ぎていることはないか?
色んな意味で自分を見つめ
この先もこの日を過ごしていきたいと思いました。


[PR]
by akikomoriya | 2017-03-13 19:26 | 平和な世界を求めて