人気ブログランキング |

<   2019年 09月 ( 3 )   > この月の画像一覧

みなさまのお作品

前ページに続きまして
9月に仕上がりましたお作品です!

e0240147_23255841.jpg
いつも精力的なIさま!
目のお具合がお悪い中
いつも頑張って通って下さっております。
本当に頭が下がります・・・
目にご負担のないように、
あまり細かい作業にならないように気を付けおります。

薄桃色の桔梗、とても珍しいです。
背景を黒にすることで
夏というか初秋の涼やかさが伝わります。
植物の自然なゆらぎもよくとらえておられます。
桔梗はとても難しいのですが
大変素敵に仕上がりました!



e0240147_23263132.jpg
お次Nさま!
お得意の富士山ですが
今回は有難くも私の作品を模写してくださいました。
自分でも試行錯誤で制作しておりますので
今になってみるとどうやって描いたのかよく分からない部分も多く・・・
しかしNさまの方であれこれ観察してくださり
実物以上に素敵なお作品になりました!
有難いことです~(#^^#)
私もこんな風に8号くらいの富士山も描いてみようかなと勉強になりました!
e0240147_23271440.jpg
やっかいな雲もバッチリ決めて下さり・・・
金箔も頑張りましたね~
素晴らしいです!

e0240147_23265226.jpg
Sさまのモクレンです!
赤い色味を悩んでおられましたが
奥は紫がかった赤
手前は朱色でメリハリがつきました。
背景は少し曇った感じと
眩しい光の感じが出ていて
春らしい印象になりました。
いつも丸子川周辺を散策しておられるSさま
自然の様子を捉えるのが大変お上手です!
次回また楽しみにしております!

e0240147_23273249.jpg
e0240147_23274826.jpg
お次はOさま!
山野草にお詳しいので
今回も山野草で!
え~と・・・なんて名前でしたか・・・
レンゲショウマ?だったかな?

儚く透明感あふれる清楚なお花です・・・
実物も見てみたいです・・・
少し湿った日陰にひっそり咲いている感じが
本当によく出ております。
Oさまは随分と腕を上げられました
しみじみと感心いたしております・・・

真ん中あたりの白く色づいてきた蕾が可愛くて気に入っております!

e0240147_23280149.jpg
e0240147_23281867.jpg
最後はUさまです!
今回、早かったですね~!
あっという間に仕上がりましたね!
花びらのひらひらした感じがとても良いです。
スイスイお描きになって
形の取り方がお上手です。
毎回、額に入れて飾ってくださいね!
実は私は菖蒲は描いたことがないのですが
こうして拝見しますと自分も描いてみたくなります・・・

7月、8月、9月と
皆さまお暑い中本当によく制作されました!
こちらがパワーを頂いております!
いつもいつも本当に有難うございます!





by akikomoriya | 2019-09-24 00:02 | SBS学苑 日本画教室

みなさまのお作品



虫の声が涼やかに響き渡っております。
秋ですね~みなさまいかがお過ごしでしょうか?
この暑さの中も、SBSのみなさまご熱心にお教室にお通い下さり
本当にありがたく思います。
私よりも制作のペースが早いので
こちらも頑張らないとと励みになっております!

今日は二か月分のお作品をご紹介しますので
二回に分けてアップしたいと思います(^O^)/

まずはいつもさわやかな笑顔のTさま!
可愛らしい勿忘草をモチーフに
涼やかなお色味で仕上げてくださいました。
なんとご自宅で2作目も取り組んでくださりびっくり!
蝶々もいいですね~私もこんな絵を描いてみたいです!
Tさまのお優しいお人柄がお作品に溢れております・・・

e0240147_23240383.jpg
e0240147_23242232.jpg
e0240147_23243922.jpg

e0240147_23245918.jpg
男性で頑張っていらっしゃるUさま!
絵の具の扱いがいつも大変大胆でいらっしゃるので
とてもハラハラ・・・
しかし!
最終的にはいつもとっても素敵に仕上がるのですね~!
大変不思議なUさま・・・
はっきりとした群青に白牡丹・・・
こういう配色もあるのかとこちらも勉強になります<(_ _)>
いつも有難うございます<(_ _)>

e0240147_23251411.jpg
かなり長いお時間を掛けてじっくりと取り組んでくださいました。
Kさまの模写「安田靫彦の額田王」です。
背景の淡い色味は碧玉を使い分けました。
お召しになっている着物は
緋色や橙色はご身分の高い方でないと身に着けられないお色です。
金色の模様がとても丁寧に描けています。
模写をすると
見ているときは気が付かなかった部分も理解されてきますので
大変勉強になります。
高貴なお作品、ぜひご自宅に飾ってくださいね~(#^^#)

e0240147_23252965.jpg
そしてNさま!
グレートーンがお得意で
いつも大変お上品なお作品です。
白い花の陰影がとても良い感じに入っています。
また緑の彩色も
微妙な塗分けがとても自然で素敵です。
本当に生きているような、ふと風が通り抜けるような
清々しい仕上がりになりました・・・
初夏の爽やかさが伝わってまいります・・・
e0240147_23254364.jpg
アップにしても綺麗です!
素晴らしい!

ではこのあと次のページに移動します!
続けてご覧くださいませ!




by akikomoriya | 2019-09-23 23:44 | SBS学苑 日本画教室

ジャポニスムふたたび 52話

e0240147_22572130.jpg

暑さ寒さも彼岸までとは言いますが
やっと涼風吹いてきましてホッとしております。
しかしながらこの暑さで
昆虫たちもだいぶん打撃を受けたことと思います・・・
あまり暑いと卵が孵化しないのだそうです涙
地球上の生物多様性が守られるように・・・

ジャポニスムふたたび  52話

 小さな生き物 はかない「美」         森谷明子

古今東西、絵を描くということは、手間も費用も掛かるものである。それはいつの世にも贅沢なものであり、当然のことながら、「絵に描いてまで残しておきたい」と思うだけの、価値あるものを描くことになる。

したがって、描かれたもの(作られたもの)を見ていくと、それぞれの民族がそれぞれの時代において、何に対して価値をおいているかがはっきりと見えてくるから面白い。

そうした視点で日本の芸術表現を覗いてみると、実に多様な生物が登場する。鶴や虎となどのめでたい動物はもとより、兎やカエル、猿がくり広げる鳥獣戯画は現在でも人気がある。また、煙草入れや印籠には鳥や魚、亀、ヒトデなどの小動物が、さらに家紋になると、蝶や蛤といったより小さな生き物の意匠が見られる。

それはまさに生物多様性を反映した、大変賑やかな世界である。清少納言の枕草子には「なにもなにも 小さきものは みなうつくし」とあるが、日本人は、より小さいもの可愛らしいものに、命の有難さや美を感じる民族であった。

表現における生物多様性は、ジャポニスムを通して西洋にも伝播した。

北斎漫画には、ありとあらゆる生き物が賑やかに登場するが、それに影響を受けたエミール・ガレは、トンボやバッタ、蝶、カブトムシ、ヒトデやタツノオトシゴなどを装飾的に表現した。それは人物表現を主体としてきた西洋の芸術史上、大変画期的な出来事であった。

たとえ百万遍の言葉を尽くして「トンボは美しく価値のある尊い存在だ」と語ったところで、決して理解されることはなくとも、トンボをモチーフにしたガレの美しいガラス工芸を一目見ることで、「トンボ」という小さく儚い命に美を感じることができるようになり、そこに社会常識や価値基準の変革が起こる。 

その変革こそが、19世紀ジャポニスムの最大の功績であると私は思う。



by akikomoriya | 2019-09-23 23:01 | ジャポニスムふたたび